全国の「踊りに行くぜ!!」仕掛人便り_ダンスは嫌いだああ
ダンスは嫌いでした。何がいやって、小学校のとき、何かのイベントで皆で集団ダンスを練習しているとき、病弱で学校を休みがちな私は完全に置いてきぼり!しかも病みあがりに何が悲しくて炎天下のグラウンドに立ち続けなくてはならないのか。
楽しくないことこのうえない。
そんな私が16年前にやってきた松山は、コンテンポラリーダンスがとても盛ん。否応なしに巻き込まれ、気がついたら踊りに行くぜ松山の主催者の一員に。ありえない。絶対にありえない。
ありえないことが生じた最大の理由は、中心に陣取るダンサーたちの気持ちのよさではなかったか。作品においても、行動においても。こちらに何かを押し付けようとか、他の価値観を否定しようとか、従来のダンスにありがちだった鬱陶しさが全然ない。だから、彼らを応援するし、巻き込まれ続けたいとも思ったのです。
MSさんが書いていたように、ダンサーたち自身が、自分の表現意欲を抑制して中間支援することは、並大抵のことではない。その苦労に報いるためにもいい公演にしたいと切に願う。
まずは、満席の客席でアーティストたちを迎えたい。ぜひ皆さん、10月30日、松山公演を観にいらしてください。
TT