全国の「踊りに行くぜ!!」仕掛人便り_鳥取チーム「とりっとダンス」その2
とりっとダンス「みきさん」より。
8月17日:ブトウカ は「あし」からはじまる。
ダンスの基本は足の動きとなりますが、足が舞台にしっかり立たなければなりません。足が舞台に立つまでに、やっておかなければならないことがたくさんあります。ダンスは一人のものではありません。みんなのものですから、出演者みんなが「ダンスへの姿勢」とか「心で感じるもの」を共有しなければなりません。いやいや、あくまで素人の集まりですから、個人個人に違いがあってもいいのです。むしろ、共有する時間を大切にしなければなりません。
8月14日にダンスを踊る方の顔合わせ会が「しかの心」でもたれました。8月13日まではコーディネター「たま」さんとは個人打ち合わせでしたが、今回は出演者みんなでの顔合わせとなりました。9月26日・27日の本番に向けてのスケジュール・練習日程を組むことになりましたが、みなさんが仕事や家庭をもっての練習ですから、日程がなかなか組めません。一応、個人個人が練習できる時間帯を表に記入していきます。それを「たま」さんが集めて、日程を組むことになります。
お互いに初めての方もおられますので、自由なフリートークで質問や心配事などを話していますが、「たま」さんの大きな目は静かに輝いて、皆さんの話しを追っています。頷きながら、足を組みなおしながら。出演者の方から今回のダンスのテーマについて、質問が出ました。「たま」さんはうーんと悩みながら、一人ひとりの力を合わせるとすごいことができること。時間をさかのぼって、過去の記憶や思い出を現在と組み合わせて、時間の力で時間を越えてみること。などを話されましたが、わたしにはよくわかりませんでした。
「たま」さんは出演者19名の個人の動きや演技力をどのように構成していくのだろうか。「たま」さんの頭の中で、19個の個性がパズルのようにセットしては崩され、崩されては積み上げられていくのでしょう。19個の個性がどのように美しいものになるのか、楽しいものになるのか未知数です。ひとつの物語を生む苦しい努力が「たま」さんの喜びとなればいいのですが。
「たま」さんは9月16日まで鹿野を離れますが、それまでは、個人個人での体調を整えてのレッスンとなります。