JCDN

Japan Contemporary Dance Network

NPO法人 ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

JCDN PROJECT

プロジェクト

三陸国際芸術祭(2014~) / Sanriku-Asian Network Project (2015~) / 三陸国際芸術推進委員会(2018~)

2011年3月11日の東日本大震災の1か月後の4月初旬に三陸をはじめて訪れました。その地に足を踏み入れると、あまりの状況に言葉も出ませんでした。ダンスで何か出来ることはないだろうかと、京都に戻るとすぐに、ダンスアーティストによる復興支援マッチングサイト「被災地にからだとこころを元気にするダンスを届けます!~からだをほぐせば、こころもほぐれてくる~を立ち上げて協力者を募りました。そのアーティストと共に、避難所や仮設住宅で、からだをほぐすマッサージや、体操を約2年間にわたり、被災地の各地にて行いました。2013年から、三陸の郷土芸能をアーティストが習う「習いに行くぜ!東北へ!!」を、大船渡に事務所を構えていた合同会社みんなのしるし(代表・前川十之朗)と協働で開始しました。この「習いに行くぜ!東北へ!!」から三陸国際芸術祭の構想が生まれました。

「三陸国際芸術祭(サンフェス)」(2014-)

東日本大震災で大きな被害を受けた三陸沿岸地域は、世界でも類を見ない芸能の宝庫です。 福島・宮城・岩手の三県だけで、2,000以上の郷土芸能の団体が存在していると言われています。 本芸術祭は、三陸沿岸という土地で幾世代もの伝承を経て根付き、今も脈々と受け継がれている「郷土芸能の魅力の発信」と、「国内外との芸能を通じた交流」を目的に2014年から毎年開催しています。三陸の郷土芸能が世界と繋がるきっかけとなり、多様な文化との交流を通して、震災からの「文化・芸術による復興」に取り組んでいます。

「Sanriku-Asian Network Project(サンプロ)」(2015-)

2015年より、国際交流基金アジアセンターと共に、三陸とアジアを繋ぐプロジェクトを行っています。アジアからの芸能団体の招聘、三陸の芸能団体のアジアへの派遣、共同制作の試みなど、相互の関係性を築いてきています。

「三陸国際芸術推進委員会」(2018-)

2018年多くの方々の協力のもと、三陸国際芸術祭を三陸全域に広げるために、青森県八戸市から岩手県陸前高田市までの15市町村と、三陸鉄道株式会社、NPO法人いわてアートサポートセンター、NPO法人JCDNが推進委員となり、三陸国際芸術推進委員会が発足しました。このことにより、各自治体と協力関係のもと、三陸沿岸全域で三陸国際芸術祭が開催されるようになりました。

並行して、三陸の芸能団体の「三陸芸能マッピング」「三陸芸能短期留学(アーティスト・イン・レジデンス)」などの新しい事業も始まりました。

これまでの事業のアーカイブはこちら。https://sanrikuarts.com/archive/

サンフェスYoutubeチャンネルはこちら、https://www.youtube.com/channel/UC9MnhzuPLteBzgJsY-BeXIg/videos