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ダンス最新情報
東京・神戸での「緊急!ダンスミーティング」から早くも2カ月も過ぎてしまいました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
JCDN設立時のダンスミーティングから20年がたち、その時の参加者から、新しいアーティストまで、多くの方に参加していただき、様々な立場からの発言がありました。20年たっても何も変わっていない!という感想や、20年前から比べると考えられなかったぐらいダンスの場が広がってきたという発言など、多様な現在のダンスの在り方が見えてきたように思います。コンテンポラリーダンスが、近年エネルギーを失っていると言われていますが、一方、これまでは舞台芸術の世界だけで活動していたコンテンポラリーダンスのアーティストが、教育、福祉、地域など社会の様々な分野と関わり始め、継続したものになっています。しかしそれらの活動は、まだそれぞれが点で、なかなか他の人たちとつながりがないので、孤立しているように思いました。JCDNとしましては、今後、各地で活動しているアーティスト同士をどのようにつないでいくのか。舞台芸術としてのダンスと同時に、社会の中のダンス活動をどのように可視化していくのか。文化庁などのことで、結構気落ちしていましたが、そしてミーティングでもひとつの結論に至ることが出来ませんでしたが、逆にやらないといけないこと、出来ることが、まだまだ沢山あることを感じました。
是非このミーティングまとめを読んでいただき、ダンスの未来を一緒に考えましょう。よろしくお願いします。
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<< 東京 >>
日時:2018年8月30日(木)13:00-18:00
会場:森下スタジオ・Aスタジオ(〒135-0004 東京都江東区森下3-5-6)
協力:公益財団法人セゾン文化財団
参加:48名+JCDN事務局3名
▶︎当日の会場の様子
<< 神戸 >>
日時:2018年9月8日(土) 13:00-18:00
会場:Art Theater dB KOBE
(〒653-0041 神戸市長田区久保町6丁目1番アスタくにづか4番館4)
協力:NPO法人ダンスボックス
参加:28名+JCDN事務局3名
▶︎当日の会場の様子
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東京・神戸 緊急ミーティングを終えて。
我々がやろうとしていたことは、ダンスの持っている可能性をこの日本の中で活かしていくこと、社会とダンスを繋げることです。それは、これまでの価値観との闘いでもあります。コンテンポラリーダンスが持っている多様性、創造性は、直接関わっている人には理解されても、社会一般に理解されるには、もう少し時間がかかるのかと思います。ミーティングで話された内容は、どれも未来に向けての提言だと思います。その提言を形にしていくには、このようなミーティングを重ね、互いにつながり合い、点から線、そして面となる必要があります。どこでもその起点となりえます。ポジティブとネガティブは裏表。今の状況を変えていくうねりを改めて創れたらと思いました。いつでも、今をスタート地点として考える。そんな風になれたらと思います。
また皆様にお会いできることを楽しみにしています。今後ともよろしくお願いします。
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク
代表 佐東範一