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NPO法人 ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

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『KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD2020』のご報告と講評

JCDNニュース

2021.04.07

2021年3月11日・12日京都芸術センターにて、「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD2020」が開催されました。
緊急事態宣言が京都では数日前に解除され、出演者、審査委員、テクニカルスタッフ、制作者など関係者全員がPCR検査を受けて会場入りしました。

今回は、40歳以下の振付家を対象に全国から55組の応募があり、書類選考委員による協議を経て選ばれた6組が京都にて上演しました。
公募要項などプログラムの詳細は https://dance-it-is.com/program2020/kyoto2020/

当日は、会場の観客(各日100名)とオンライン配信の観客(申込約200名)に見守られての上演となりました。2日間とも上演後にディスカッションを行い、それぞれの作品に対する思いを語っていただき、客席から多くの質問がありました。このアワードは、作品の優劣をつけるものではなく、育成プロジェクトの一環として独自の視点で審査がなされました。

 

■KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD(KCA)2020 結果

KCA京都賞    下島礼紗/ケタゴロ
KCA奨励賞    松木萌
KCA奨励賞    横山彰乃/lal banshees
ベストダンサー賞 荒木知佳 (小野・中澤振付作品出演)
オーディエンス賞 下島礼紗/ケタゴロ
香港賞      該当者なし(※)
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賞に関する詳細と講評は、4月10日に「ダンスでいこう!!」サイト https://dance-it-is.com/ とJCDNサイトhttp://jcdn-web.org/wps/で公開する予定です。※ダニエルさんからのコメントも、講評に掲載しますので、ご参照ください。

4月10日 講評を公開しました。KYOTO CHOREOGRAPHY AWAD 2020 アワード審査について | ダンスでいこう!! (dance-it-is.com)

なお、公演の入場料およびリアルタイムでご覧になった方のオンライン視聴料を、観客投票数に応じて振付家に分配しました。
今回はコロナのため、出演者を交えて打ち上げを行えなかったのが残念でした。アワードをきっかけに、ダンスについて熱く語る時間を創っていきたいです。また、アワードをステップとして、今後いろいろなところで公演が出来るような仕組みを創っていけたらと考えています。

朝日新聞4月1日夕刊「around Stage」にて、『コロナ下のダンス 社会との連携、ダンスの本質』というタイトルで、本アワードの後記事が掲載されました。アワードが入り口ですが、このコロナ禍におけるコンテンポラリーダンス、そしてダンスの本質について書かれています。
「・・・今のダンスが単なる娯楽に終わらず、多様な人生をどう認め合うかという命題に、正面から向き合っていることの証だろう。何が起きているかという「事実」ではなく、社会の底流で起こっている地殻変動を察知し、自らの身体で「真実」を探る。ダンスの本質はメディアであり、ジャーナリズムでもあるのだ。」(記事より一部抜粋)是非下記より無料/有料会員になり、全文をお読みください。コンテンポラリーダンスが、このコロナ禍において独自の動きをしていることが書かれています。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14856431.html

このアワードは継続して行う予定ですので、今後ともよろしくお願いします。

京都コレオグラフィーアワード2020 事務局一同
ご連絡先:kca★jcdn.org(送られる時は★を@に変えてください)