JCDN

Japan Contemporary Dance Network

NPO法人 ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

[無料公開ページ] グループのエクササイズ

2人組の次はグループで。 何人もの人と一緒に踊ると発見も倍増。お互いの身体の魅力を交換し共存させよう。

16. 田の字歩行

全員でランダムに歩行するエリアを二分割、四分割とせばめてみるとどうなるか。
軽い満員電車ならぶつからずにパフォーマンス可能?になるくらいの勘を磨こう。空間認識の基礎ワーク。

 

  • ねらい

他人との距離感の変化による、身体の感覚の変化を体感させよう。

  • ポイント

できればトラロープなどを利用して区画を視覚化て手助けとする。
ほかの人との距離感の変化で、自分の身体感覚が変化する事を体感する。トラロープなどを利用して、狭めた区画を視覚化できるようにする。

  • アドヴァイス

隅地:これは、まず歩くことのルールから説明します。こういう歩き方はダメですよ、という説明です。

阿比留:まっすぐ歩きなさいっていう指導をするのではなくて、「こういう歩き方する人いるよね、変だよね」という感じの説明ですね。

隅地:まず歩くことをさせたいっていうのがあるのですが、歩いているだけでは面白みがないので、ワークとして何かが達成されるように持っていくことは大事です。どれだけ歩くエリアが狭くなっても、悠々とすり抜けて歩いていけるように、きちんと体を交わせて、スピードも落ちずに歩き続けられるようにします。これも踊るために持っておいてほしい敏感さですよね。

阿比留:きちんと自分の意識を持って歩かないと、自分も怪我してしまうんです。

隅地:エリアが狭くなればなるほど、笑い声が出たり楽しそうになるんです。歩くのが難しくなるので、ハードルが上がって行く面白さだと思います。気づいたらこれができるようになっていた、というのがいいですね。

阿比留:このワークを朝のラッシュの電車の中でこんなんやったらすごいだろうねえ、と想像を刺激したりします。