JCDN

Japan Contemporary Dance Network

NPO法人 ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

ごあいさつ

平成25年度・26年度文部科学省
「児童生徒の人間関係形成能力やコミュニケーション能力等の育成に関する研修等の調査研究」採択事業

 

ダンスの持つ力とは?
自分の身体をつかって“表現する力” 
ゼロから何かを“創造する力” 
他者と“コミュニケーションする力”

 

共同開発:
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク
DANCE AND MEDIA JAPAN
セレノグラフィカ
NPO法人子どもとアーティストの出会い

 

平成24年度から全国の中学校にてダンスが必修化されました。

子どもたちのコミュニケーション能力やいじめの問題が大きな課題になっている現代において、このダンス必修化ということが、単にダンスを踊れるようになる、ということだけに留まらず、子どもたちの「こころと身体」、そして子どもたち同士が新しい関係性を築いていけるような授業になるための大きなきっかけとなることを願っています。

ダンスが楽しくなる教材開発

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セレノグラフィカの授業

古くから”ダンスは言葉の母である”といわれています。言葉が生まれる前は、人間は身体の表現によってコミュニケーションをとっていました。身体からの情報をキャッチできることで、お互いをより分かり合えたり、思いを言葉にして発することが出来なくても、その人の気持ちを理解できたり、そのことによってコミュニケーションが生まれてくるのではないかと思います。


そして、自分たちで自分たちなりのダンスを作ることが出来るんだ。自分で気がつかなくても、いつのまにか何かを表現していることを発見したり、ダンスがそんなに難しいものではなくて、そうか誰でも出来るんだ、自分でも創れるんだ、人が作るのを見るのもこんなに面白いんだ、人と一緒に身体を動かすのって、こんなに面白いんだ、ということを感じてもらえるような授業を作れたらと思いました。

多くの先生から、どのようにダンスの授業を組み立てたり、行なったらよいのかわからないというお話を伺いました。実際にダンスのアーティストが伺えたら一番良いですが、数多くの学校がある中、なかなか全ての学校に行くのは困難なので、何か良い参考教材が創れないかと相談し合ってきました。

そのようなダンスの授業の教材づくりを考えていた際、同じ思いを持っていたダンスユニット・セレノグラフィカと意見が一致し、このプロジェクトをスタートさせることが出来ました。彼等が全国の数多くの小中学校でダンスのワークショップを行っている経験を活かして、どのような映像やテキストを入れたら教材として使いやすいか、どのような組み立てにしたら先生方にとって、より自由度が高いかなどを相談し合いながら、ダンスリーフ第一弾のアーティストとして、協力を得ることになりました。

そしてこの「ダンスリーフ」は彼等を皮切りに、今後は他のアーティストたちにも登場してもらうこととし、JCDNDMJ子どもとアーティストの出会いの3団体で共同して立ち上げることになりました。

使いやすいデジタル教材

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映像の時代からデジタルの時代になり、教材のカタチも進化しています。しかしデジタル教材だとしても、先生と生徒が直接接する時間を減らすべきではありません。この「ダンスリーフ」は、先生方が、インターネットを通じて、たくさんのダンス映像を見ることが出来て、かつ自由に実際の授業を組み立てることが出来るような、ダンスのエッセンスが詰まった、創造的な教材を目指しています。
インターネットを利用することで、本やDVDと違って、新しい情報をどんどん更新でき、皆様からの使い勝手や意見を随時反映することができ、常に新しいものを提供することができます。


皆様の、もっとこうしたら使いやすい、もっとこういう要素を入れて欲しいなどのご意見お待ちしています。