JCDN

Japan Contemporary Dance Network

NPO法人 ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

JCDN PROJECT

プロジェクト

東風 (こちかぜ)キッズダンス(2014~)

東山区発の、ダンスによる子ども育成を通した地域力創造プログラム

 

撮影:草本利枝

こちかぜ(東風)キッズダンスは、2014年6月、京都市東山区・東山いきいき市民活動センターを拠点にスタートした、周辺地域の子どもたちとのコミュニティダンス・プロジェクトです。2021年に8年目を迎えます。

ダンスは言葉や道具を使わずに自分自身の身体を使って表現するという、他の芸術にはない特徴を持っています。中でもコンテンポラリーダンスの、「決まった型や技術を習得するのではなく、一人一人の身体に既にあるものを引き出して、自由に表現する」という特徴から、経験や年齢などに関わらず、どんな人でもダンスを創り踊ることができること、また、ワークショップでは、「習う・覚える」のではなく、「引き出される・生み出す」などの体験を経ることで、その人自身の中にある創造力・表現力・コミュニケーション力、などが育まれます。そうしたダンスの持つ力を地域社会に活かすコミュニティダンスを、東山区の子どもたちを対象に取り組んでみたい……そんな話から活動がスタートしました。

これまで、京都市三条学童保育所に通う子どもたちを中心に、週に1回~月に2回のペースで、ダンスや美術(衣裳・小道具)のワークショップを行ってきました。とても元気でエネルギッシュな東山の子どもたちは、“東からふく風”=東風(こちかぜ)キッズと名づけられました。ダンスはもちろん、衣裳も、アーティストのナビゲートのもと、子どもたち自身がアイデアを出して創ります。

毎プログラム事に目標を立て、ワークショップの成果発表公演として地域のお祭りで披露したり、オリジナル公演を実施したり、仮装ダンスパーティをしたり。また、東山区の子どもを対象に、アウトリーチにもでかけています。

年度の締めくくりには、フォト・ドキュメントという写真集と報告書(カラー32ページの写真集+モノクロ30ページの報告書)を刊行。1年間のワークショップ・発表公演の軌跡を絵本のようにつづっています。アーティストが子どもたちに贈った言葉、先生方や地域の方の言葉と共に、こちかぜキッズの活き活きとした様子が残されています。また、①から通してみると、毎年成長していくこちかぜキッズの様子が伺えます。

 

※フォト・ドキュメント①-③は、コミュニティダンスの資料をご希望の方に、お送りいたします。
ご希望の方は、希望する冊子ナンバーと部数、希望される理由、ご連絡先・送り先を明記の上、JCDN事務所まで、手数料+郵送費として、1冊につき310円切手をお送りください。折り返し送らせていただきます。

送付先: 〒600-8092 京都市下京区神明町241 オパス四条503 NPO法人JCDN「こちかぜフォト・ドキュメント希望」