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Japan Contemporary Dance Network

NPO法人 ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

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創造的なダンスを用いた、児童青少年の自己肯定感向上プロジェクト2019 事業報告書を公開しました

JCDNニュース

2020.08.07

令和元年度文部科学省 青少年の体験活動の推進「自己肯定感向上プロジェクト」
創造的なダンスを用いた、児童青少年の自己肯定感向上プロジェクト2019

事業報告書を発行しました。
以下よりPDFをダウンロードしていただけます。ぜひご覧ください。
*なお、本書の作成にあたり、様々な団体・個人のご協力をいただいております。無断使用・転載はご遠慮ください。JCDNまでご連絡いただけましたら、用途によりご相談に応じます。

<目次>
序.プロジェクトの目的、組織体制
Ⅰ.創造的なダンスを用いた体験活動の報告・評価
 -1.母子生活支援施設A ダンスワークショップ2019
 -2.出張ダンスワークショップ① 京都府警察 少年サポートセンター
 -3.出張ダンスワークショップ② 大津市立北大路中学校
 資料 体験活動アーティストプロフィール

Ⅱ.体験活動の調査と分析
 -1.調査の対象・方法・倫理的配慮
 -2.エスノメトリー法による調査結果
 -3.調査結果のまとめ
 -4.補足説明
 -5.本調査の意義と課題
 資料 インタビューデータ

Ⅲ.プロジェクト推進会議の記録
 -1.推進会議の目的と概要 
 -2.第一回推進会議 議事録 小学校・中学校での創造的なダンスの活動
 -3.第二回推進会議 議事録 児童福祉施設での創造的なダンスの活動
 -4.第三回推進会議 議事録 更生保護と創造的なダンスの活動
 資料 推進委員プロフィール

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本プロジェクトは、2018年度に続き2年目となります。子どもたちの自己肯定感の向上に創造的なダンス(コンテンポラリーダンス)が活用できることを具体的に明示し、ダンスの力をより社会に活かす道筋をつくれないかと考えたのが、プロジェクト始動のきっかけでした。
2014年から京都市東山区で6年継続してきた「こちかぜキッズダンス」の活動実績をもとに、本プロジェクトでは、何かしらの理由で創造的なダンスに出会うことが難しい子どもたちがいる場所へ体験活動を拡げる機会とするとともに、推進会議にて教育研究者や教員、アウトリーチ先の担当者と文化施設の担当者も交えて、ダンスによる活動の社会的意義や具体的な連携方法を話し合う場を持ちました。更に、ダンスによる体験活動の第三者評価のひとつとして、新たな手法を用いて体験活動の一部を調査・分析する事も試みました。
この報告書には、2019年度の体験活動・推進会議・調査分析それぞれの方法・プロセス・感想・評価などを記し、今後様々な現場で活用するための道筋や展望を、できる限りまとめました。将来的に、ダンスを用いた体験活動を、ダンスのアーティストやコーディネーターが、地域の方々や自治体等と連携して実施できるように、微力ながら推進していきたいと考えています。
2016年、沖縄のある小学校でダンス体験授業を行った時のことです。この時の担任は、創造的なダンスの可能性を見抜いてこう話されました。「身体はうそをつけない。ノートも机も、隠すものが何もないから、体一つで勝負しないといけない。他の教科と違ってすぐ数値化できるものじゃないけれど、それ以上の人間力が身に付くと思う。」SNSが普及し、子どもたちが小さな機械に振り回されダイナミックさを失いつつある、とも伺いました。そういう時代だからこそ、人としての原石が磨かれる機会はたくさんあってほしいと願っています。
「あいさつ」より/2020年3月吉日 NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
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■冊子版の報告書をご希望の場合は、送料・手数料として250円分の切手を以下までお送りください。折り返し郵送いたします。

600-8092 京都市下京区神明町241 オパス四条503
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク「自己肯定感向上2019報告書担当」宛
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